ブログでのアフィリエイトが「オワコン」と呼ばれるようになった本当の理由とは?

ブログでのSEOが「オワコン」と呼ばれるようになった本当の理由とは?

昨今、元々ブログアフィリエイトで収入を得ていた人達が一斉に「アフィリエイトは死んだ」「ブログはもう稼げない」と叫ぶようになっています。

私はSEOを活用したコンテンツマーケティングを企業で長年行なってきましたし、現在も複数のメディアを担当していますので、事実をきちんと述べる必要があると考え、今回の記事作成に至りました。

結論から言いますと、ブログアフィリエイトもSEOも「死んでいません」。

ではなぜ、多くのブロガーがブログを「オワコン」扱いするようになったのか。その理由を解説しながら、現在のSEOに求められている事を紹介していきます。

ブログアフィリエイトの仕組み

まず簡単にではありますが、改めてブログアフィリエイトの仕組みから解説したいと思います。

ブログアフィリエイトに必要なのは、「自分のブログで紹介する商品を直接的、または間接的に購入してくれるユーザー」です。

直接的に購入してくれる場合は、記事の中で紹介した商品リンクをユーザーが踏んで、リンク先で購入してもらい、購入額に応じた紹介料をブロガーがクライアントからもらいます。

間接的に購入してくれる場合というのは、例えばブログにGoogleアドセンスなどのNW広告を貼り付け、そのNW広告をきっかけに商品購入を促す事で、広告表示回数に応じた収入が得られます。

前者であればより購買意欲が強いユーザーを、後者であればとにかく沢山のユーザーを集める事が売上獲得に必要です。

ではそのユーザーをどう集めるか?という話になるのですが、大きく分けて2つの考え方があります。

  1. ブログ記事に人を集める
  2. ブログそのものに人を集める

どちらも一緒では?と思われる方がほとんどかもしれませんが、アプローチ方法が大きく異なるんですね。

まず1の場合ですが、こちらは「ユーザーを記事に直接訪問させる」アプローチ手法です。ユーザーが検索するキーワードに対して内容がマッチングする記事を展開し、検索上位を狙うという手法がメインになります。無料で実行する場合はコンテンツマーケティング、有料で実行する場合はリスティングが実践内容になりますね。

対して2は、「ブログそのものの集客力を強くしてユーザーが訪問しやすい環境を作る」というアプローチです。強いドメインを使ってブログを始める、被リンクをとにかくたくさん集めてGoogleから良い評価をもらう、などが手法として当てはまります。1と違うのは、2はブログのコンテンツよりもブログが強くなる仕組み作りにフォーカスをしているという点です。

なぜ「ブログはオワコン」と言う人達が増えているのか

さて、前置きが長くなりましたがここから本題です。なぜ今、多くのブロガーは「アフィリエイトが死んだ」「ブログはオワコン」と呼ぶようになったのか。

それは、多くのブロガーやアフィリエイターは先に述べた2の手法に執心しているからです。つまりブログの「中身」よりも、ブログの「側」をどう良くするか?ばかり考えていたからです。

具体的に解説します。ブログアフィリエイトを行う上で絶対に無視する事が出来ないのは「GoogleのSEOアップデート」です。これは簡単に言えば、Googleが今どういうWebサイトを求めていて、どういう風にWebサイトを評価、検索順位を決定するのか という方針のアップデートです。言い換えれば、このアップデートに従う事がブログアフィリエイトを行う上での絶対条件になります。

詳細は省きますが、アップデートを繰り返しながらもGoogleがいつも重要としているのは信頼性です。このブログの内容は本当に信頼できるのか?このWebサイトの著者は信頼できるのか?という視点で絶えず最適なアップデートを実施しているんです。

この信頼性とブログオワコン説にどういった関連性があるのでしょうか。それは、時代によって「信頼性」の判断基準が変わっている、という点です。

Googleが検索エンジンをスタートした当初、Googleは被リンクの数を最も重要視していました。「これだけ沢山のサイトからリンクをもらっているんだから、有意義なWebサイトなのだろう」という考え方です。論文と同じ理論ですね。

次に考えたのがドメインのランクづけです。「被リンクが沢山集まり、トラフィックの多いこのサイトのドメインは評価を高くしよう。きっと今後もユーザーにとって有用なコンテンツを提供してくれるだろう」という考え方です。

この「被リンク数」「ドメインパワー」の2つが検索上位に上がる手法として広まるようになった結果、効率よくブログで稼ぎたいアフィリエイター達はこれらを「検索結果画面をハックする手法」として使うようになりました。ほとんどコンテンツが無いサイトやブログを何十個も立ち上げ、1つのブログに被リンクを集める手法や、ドメインランクの高いドメインを購入して初めからブログを強い状態でスタートする、といった内容です。

悪化は良貨を駆逐すると言いますが、上記の手法によってハックされすぎた結果、本当にユーザーが求めるブログやWebサイトが上位に表示されず、ほとんどコンテンツが存在しないペラペラのサイトが上位に表示されてしまうという状態が長く続きました。

これらの事態を防ぐために、Googleは改善策として「コンテンツのボリューム」を重要視するようになりました。具体的には1記事辺りの文字数がどれだけ多いか?という判断軸です。

これによってペラサイトの多くは評価を下げましたが、次に出てきたのは文字数だけはやたらと多いが、内容はどこかのパクリやオリジナリティ0、といったブログです。このハック手法は企業の運営するキュレーションメディアでも多様され、一時期は検索結果上位のほとんどがキュレーションメディアで埋め尽くされるという状況でした。

このような流れを踏まえた上で現在Googleが重要視しているポイントが「ドメイン所有者の信頼性」です。

例えばブログで言えば、ブログ管理者がtwitterで有名人であったり、YouTuberであったりする場合は評価を受けやすい傾向にあります。企業サイトで言えば、ドメイン歴が非常に長く、コンテンツ内容が一貫している場合も評価を受けやすくなっています。

被リンク数やドメインランク 、コンテンツボリュームなどが完全に評価をされなくなってしまった訳ではありませんが、ドメイン所有者の信頼性については昨今のアップデートでかなり重要視されており、そこが伴わないブログやサイトは大きく順位を落としています。

本当にオワコン化したもの

「ブログはオワコン」と叫ぶ人達はおそらく昨今のアップデートで大きく順位を落とし、売上が激減してしまった人達なのでしょう。そこには激しく同情しますが、一方でそうした人達は木を見て森を見ていないと思うのです。

彼らはブログの検索順位を上げる為の手法ばかりに囚われており、その手法を使って「いかに楽をしてブログの順位を上げるか、アフィリエイト報酬を伸ばすか」という思考に囚われていると言えます。

本当に収益性の高いブログやWebサイトを作る為に必要なのは、ユーザーにとって役に立つコンテンツを継続的に提供する事以外にありません。1記事ずつ丁寧に作成し、記事単位で信頼を勝ち取りながら最終的にブログそのもの、著者そのものに対する信頼を勝ち取る事が収益を得る為の最も確実な手法です。

ブログがオワコンになったのではなく、アフィリエイトがオワコンになった訳でもありません。今までの「頭をほとんど使わない労働集約的なブログ運営と、それによって発生していたアフィリエイト収益」がオワコンになっただけです。

ちなみに余談ではありますが、ブログに見切りをつけYouTuberに転身されていらっしゃる方を最近良く目にします。私はYouTuberのマネジメント会社に在籍していた事もあり、人並み以上にはYouTubeについて研究しましたが、かなり難易度が高いです。それでもやはりロジックは一定数存在はしますが、ブログ以上に工数はかかりますし、何よりも再現性に欠ける部分が大きいと考えています。決してブログよりも楽、とか成果に繋がるまでが早い、とかそういった事は断じてありません。にも関わらず、ブログに見切りをつけてYouTubeに移行した人達は、果たしていつ「YouTubeはオワコン」と叫びだすのでしょうか。

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