ブログに最適な文字数は○○○文字である

ブログに最適な文字数は○○○文字である

会社員時代にメディア事業を立ち上げ、現在はフリーランスとして複数の企業のメディア運営に関わらせてもらっているのですが、SEO対策としてかなり頻繁に聞かれるのが「1記事辺り何文字程度書けば良いですか?」という質問です。

この質問はブログで副収入を得たい一般ユーザーも気になる内容のようで、twitterなどでも度々話題に上がります。

今回は現時点で私が思うこの質問の答えを述べていきたいと思います。

結論:最適な文字数はキーワードによって異なる

冒頭でいきなり身も蓋もない事を書きましたが、これが様々なメディアでコンテンツマーケティングをしてきた私が考える答えです。

そもそもなぜこんな質問が出るようになったのかというと、2014年頃の大規模なSEOアップデートにより、文字数が少ない記事やそうしたコンテンツを多く含むWebメディア・ブログの順位を大きく下げた事に起因します。

この頃はキュレーションメディアの全盛期であり、様々なブログやメディア記事の一部テキストを抜粋して貼り付け、それらをパーツとして記事を完成させるという手法がかなり流行していました。結果、オリジナル性が認められないという点と引用元よりも引用先の方が評価されるというおかしな状況を是正する為にこうしたアップデートが実行された訳です。

このアップデート内容は2019年頃まで重要視されており、文字数が多い程検索順位が上がるという一種のハックになっていました。クラウドワークスなどのクラウドソーシングの発達により、外部ライターを調達しやすくなってきた事もこの「文字数戦争」を過激化させた要員と言えます。

ここでいう「文字数が多い」というのは、最低10000文字〜キーワードによっては30,000文字程度を指します。一般的に読みやすいとされる記事のテキストボリュームは1500〜3000文字なので、いかにボリュームを膨らませているかが良く理解できると思います。

では現在のGoogleの方針はどうなのか?と言うと、「文字数=正義、ではなくなったが、多少は評価される傾向にある」というのが正しい認識かと思います。

ただ、いたずらに文字数が多くとも意味が無く、キーワードのボリュームによって必要な文字数は変動し、あまりボリュームのないキーワードにおいては3000〜5000文字数で十分です。

「扇風機」というキーワードで上記の例を考えてみたいと思います。多少SEOを齧った方ならお分かりになると思いますが、このキーワードは超ビッグワードであり、検索ボリュームも相当多いです。ではこの「扇風機」というキーワードで 検索上位を取りたいと考えた時に、必要な文字数はどうなるでしょう。

当然、3000 〜5000文字では到底無理です。それは、「扇風機」というキーワードだけではユーザーのニーズが汲み取れないからです。

ここでもう少し踏み込んで、「扇風機」のサジェストワードを検索してみると、「扇風機 サーキュレーター」「扇風機 おしゃれ」などがヒットする事が分かりました。この場合、それぞれのキーワードにおいては以下のようなニーズがあると推察できます。

「扇風機 サーキュレーター」=どちらの方が涼しいのか、電気代が安いのか、価格が安いのか、などの比較をしたい

「扇風機 おしゃれ」=おしゃれな扇風機が欲しい

このように、「扇風機」というビッグワードには複数のニーズも含まれている事が分かります。細かなニーズを拾おうとすればする程、キーワードも細かくなります。そうすると1記事の中に30個程度のキーワードを拾いながら、記事を構成する事になりますよね。その結果、文字数が多くなってしまうのです。

では、もう少し具体的に「ダイソン hot&cool 口コミ」というキーワードだったらどうでしょうか。

この場合、『ダイソンというメーカの「hot&cool」という機種の口コミが欲しい』というかなり具体的なニーズですから、口コミがコンテンツのメインになります。

ここで文字数をとにかく増やす事だけを考えてしまうと、Yahoo!知恵袋や価格.comの口コミを少しリライトしてコピペするという内容になりがちです。

しかし、視点を少し変えて「冷房が苦手だけど暑がりな自分がダイソンのhot&Coolを使ってみてどうだったか」というオリジナルな口コミが出来ると、他のメディアやブログとは大きく差別化できる記事内容になり、文字数に拘らずとも検索上位に表示される確率は高くなります。

顕在ニーズと潜在ニーズの割合を考える

先程の「扇風機」というキーワードに話を戻しましょう。「扇風機」というキーワードだけではどのようなニーズがそのキーワードに含まれているかが分かりません。その為、「とにかく安い扇風機が知りたい」という顕在ニーズや、「暑苦しい夏の夜を快適に過ごしたい」という潜在ニーズも同時に含まれています。

そして、ビッグワードになればなるほど多くの潜在ニーズを多く含む為、それらに対応する為のテキストが必要になるという訳です。

一方の「ダイソン hot&cool 口コミ」というキーワードは顕在ニーズです。求める内容が明確である為、あとは「どのような口コミが欲しいのか?」の深掘りとパターン数を用意する作業になります。結果、文字数を膨らませても意味がありません。

コンテンツSEOにおけるプレイヤーの戦い方

上記の内容を踏まえて、現在コンテンツSEOで戦っているメディア事業社やブロガー達はどのように対応すれば良いのかも合わせて考えてみたいと思います。

メディア事業者についてですが、自分達のドメインランク が非常に高いのであればYMYLの分野に挑戦するのも一つの手だと考えます。

YMYLは現在GoogleのSEOアップデートによって、公式サイトかそれに準ずるとされるサイトしか上位に表示されません。この「公式に準ずる」立ち位置というのは、個人ブログやメディア事業を始めたばかりの企業では決して手に入らないドメインを指しています。こうした資産を活用出来るという事は他社との大きな差別化要因になり得ます。

逆に、あまりドメインパワーは強くないがリソースはいくらでも割く、というベンチャー企業などでは「ビッグワードを圧倒的文字数で責める」という戦略が有効です。

大手の場合、1記事に10000文字から30000文字も書きませんし、書いたとしてもスピード感が遅い事が往々にしてあります。また、内容も表面的で事が多く、独自調査など手間のかかるコンテンツは手につけない傾向にあります。これらの部分で差別化を続ければ、2〜3年で圧倒的な差がつくはずです。

最後が個人ブロガーですね。個人ブロガーの最も大きなメリットはSNSを自由に活用出来るという点です。

現在Googleはブログやメディアの著者に対する信頼性を評価の対象として重要視しており、そしてそれらをtwitterやYouTubeなどのSNSアカウントフォロワー数などで判断しています。企業のSNSアカウントはどうしても個人と比べて人情味が無く、フォロワー数はある程度存在するがエンゲージメントが低いアカウントが非常に多いです。

ここと差別化をしながら、可能な限りロングテールキーワードを拾って競合が少ない場所で戦う事ができれば勝機はあるはずです。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す