借金のある人がクレジットカードを持ってはいけない3つの理由

今や私達の生活にすっかり馴染んだと言ってもいいクレジットカード。実に多くの種類のカードが存在しますが、今回は借金がある人はクレジットカードを持つべきで無い3つの理由を紹介します。

もちろん、800万の借金を過去に抱えていた私の経験談も交えて解説させて頂きますので、是非とも参考にして頂ければと思います。

日本人のクレジットカードの保有率は84%

私も知らなかったのですが、最近の統計データによると日本人の実に84%がクレジットカードを保有しているそうです。テレビを見ていても確かに、楽天カードを筆頭にクレジットカードのCMは多いですよね。

また、利用額でいうと平均で毎月5.2万円だそうです。利用用途は「オンラインショッピング(35%)」、「携帯電話(32%)」、「スーパーマーケット(29%)」が上位にくるようですね。

このデータはあくまで「平均」ですから、月に100万円以上使う人もいれば、毎月3000円程度の人もいます。こういうデータの「平均」は極端なバラつきが出る事も多いので注意が必要です。

やや話が逸れましたが、毎月約5万円をクレジットカードで利用しているというデータを踏まえて、あなたはどう思いましたか?かなり多い?それとも少ないでしょうか。

私が思ったのは、金額よりも「本当に自分がクレジットカードで利用している金額を正確に把握している人はいるのか?」という点です。正確に言えば、請求書が届くまでに自分が当月に使ったお金をきちんと把握しているかどうか、ですね。

クレジットカードは基本的に後払いですから、どうしても自分が何にお金を使ったのかを把握しづらくなります。また、そもそもお金を払ったことすら忘れてしまう事もしばしば。

この後払いシステムが、借金返済を考える上で非常にやっかいです。

理由は明白で、以下の2点です。

  1. 後払いの為に自分が何にいくら使ったのかを把握しづらくなる。結果、支出全体を把握しづらくなり、支出をうまく削減できない。
  2. 毎月の支払いを後払いでしのぐ、という自転車操業になりやすい。

上記2点共に問題ですが、特に2の状態が最もマズいですよね。カードが使えなくなった瞬間、自分は支払い能力が全く無くなる訳です。また、前の月の請求が一気にきて支払い不可となります。つまり、カードローンや消費者金融で追加の借金をせざるを得ない状況です。

ここで「追加の」と書いているのは、クレジットカードでの利用によって何かものを買った場合、それは借金だからです。カード会社からの請求金額を支払い完了するまでは、あなたはカード会社に借金をしています。

便利だけど、問題も多い「リボ払い」

クレジットカードと借金。分かりやすいのは「リボ払い」ですね。リボ払いは特殊な支払い方法で、毎月決まった金額を支払うだけで良いというシステムです。

例を出すと、30万円のパソコンをリボ払いで買っても、毎月1万円の支払いで済む というものですね。ただし、皆さんも既にご存知のようにこの1万円の支払いは30万円を30回分割して払っている訳ではありません。リボ払い専用の利息が発生するのです。

簡単に言えば借金30万円に対して毎月の支払いを1万円にしているだけで、名前が「リボ払い」に変わっただけです。実態は借金以外の何者でもありません。

このリボ払いが今多くのクレジットカード利用者を困らせています。クレジットカード会社からすれば、毎月高い利息を払ってもらえるリボ払いは儲かりますから、リボ払いをしてくれるお客さんに対してキャンペーンなどを打ちます。

リボ払いがよく分かっていない人はそのキャンペーンにまんまと乗っかり、リボ払いで買い物をする訳です。

会社によっては、クレジットカードの支払い方法が初期設定の段階でリボ払いになっている事もある為注意が必要です。

ちなみに、リボ払いによって発生する利息は消費者金融とほぼ変わりません。その点からも、リボ払いは借金であると断言できます。

クレジットカードの普及により、借金を抱える人は世界中で増えています。

日本のデータは無い為割愛しますが、イギリスではクレジットカードの普及により、今までの借金額と比較しておよそ3倍にまで膨れ上がっているようです。

クレジットカードは金銭感覚を狂わせる理由

あまり知られていませんが、私達の脳はお金に対する認識が非常に厳格なようです。

つまり、お金=紙幣や硬貨 という物質的なもので認識しており、デジタル上の数値になると一気に認識能力が低下するという事が海外の研究で分かっています。

また、それと同時にクレジットカードでの支払いは現金での支払いと比較して、「無駄遣いを衝動的に行う」という特徴もあるようです。コンビニに行くと美味しそうなスイーツや新作のジュースがたくさんありますよね。ああいったものをついつい買ってしまうのがクレジットカードの魔力と言えます。

クレジットカードの魔力は他にもあります。例えばあなたが今、新しいテレビを買おうと悩んでいます。S社が良いか、P社が良いか、それとも・・。

こういう時、現金での支払いであれば価格が優先される事が多いのですが、クレジットカードでの支払いになると性能が優先されるケースが多くなります。支払い額の判断に対してルーズになってしまうという事です。

これらをまとめると、以下のように言えると思います。

クレジットカードでお金を使い過ぎてしまう理由

・私達の脳はお金=現金で認識しており、デジタル上の数値をお金と認識しづらい
・クレジットカードはデジタル上のお金と言える為、当然認識能力が下がる
・結果、現金しか持っていない時には「もったいない」と思って買わないものも、クレジットカードでは買ってしまう。

いかがでしょう。私達がついついカードを使い過ぎてしまう理由が科学的に既に解明されているのです。

あなたが借金に悩んでいるのであれば、少しでもお金を使わないで済む現金や、Suicaなどのチャージ可能なICカードに切り替えるべきでは無いでしょうか?

自己破産をする際に気をつけなければいけない事

少し視点を変えましょう。あなたが過去の私のように、多額の借金を抱えているのであれば、クレジットカードの利用は更に慎重になるべきです。

なぜならば、あなたには自己破産の可能性があるからです。自己破産を申請し、それが認められるとクレジットカードは利用できなくなります。また、一定期間が経過しない事には新たにカードを作成する事もできません。

固定費の支払いをカードで行っている人は非常に多いと思いますが、カードが利用できなくなるという事は、この固定費の支払いができなくなるという事です。そうなると当然、色んなサービスが利用できなくなりますよね。

水道光熱ガスは全て止まるでしょうし、インターネットも使えない。電話もできないでしょう。そういった状態になってしまってから、カードが止まったので支払い方法を変更したいと思っても急には対応できません。相応の時間がかかるでしょう。そうなると、通常の日常生活を送る事すら困難になります。

であれば、自己破産の可能性が少しでもある場合は、そうした固定費の支払いをクレジットカードで行うのは辞めて、口座引き落としや請求書払いにしておくべきです。

私は借金が800万を抱えてしまった時、真っ先にクレジットカードをハサミで切り、全てのサービスの支払いを口座引き落としかデビットカード、または請求書払いに変更しました。

借金の額を考えると自己破産の可能性が十分にあると考えたからです。

その結果今まであまりきちんと出来ていなかった支出に管理もできるようになりました。いつ支払ったのか分からない無駄遣いも減り、かなり家計の収支も改善できたので借金生活から抜け出す為にクレジットカードを使わない生活に切り替えたのは判断として正しかったと今でも思います。

どうしてもクレジットカードを持ちたい人はどうする?

さて、ここまででクレジットカードというものがいかにあなたの金銭感覚を狂わせ

、また借金を抱えやすいかをご説明してきました。

一方で、節度を守って利用する分にはとても便利なものですし、カードに支払いを集中させる事で現金での支払いよりもいくらかお得になるものが存在する事も事実です。

また、どうしても今の生活でカード以外で支払いができないものがある場合も考慮する必要もあるでしょう。

よって、借金を抱えている人にオススメの手法は3つです。

  1. クレジットカードは、どうしてもそのカードでしか支払いができないもの以外に使用しない。
  2. 1以外のクレジットカードは借金を完済するまでは作らない。また、今持っているものは破棄する。
  3. どうしても現金を使いたく無い人は、デビットカードを作る。

デビットカードは銀行口座に入っている金額以上の買い物はできませんし、即時引き落としされるものですからクレジットカードと違い使いすぎる事も支出に管理に困る事も無いと思います。

まとめ

借金のある人がクレジットカードを持ってはいけない理由

・クレジットカードの後払いシステムが、家計の管理を難しくするから
・クレジットカードは無駄遣いをしやすくさせる事が海外の研究で分かっているから
・自己破産した時に使えなくなるから

お得で便利なものというものは、このようにマイナスの面も存在します。目の前にぶら下がった「お得」という文字にくれぐれも惑わされないように気をつけて頂きたいと思います。