借金の返済計画を立てる上で最も重要な考え方とは?

借金について書かれている様々な書籍やwebサイトでは、以下のような文言が必ずと言っていいほど出てきます。

「無理のない返済計画を立てる」

毎月の家計の中で現実的に払える額をベースとして計画を立てましょう、という内容ですね。

しかし、それでは結局全ての借金を完済するまでに何ヶ月、何年かかるのか分からないという人も多いのでは無いでしょうか?

この記事では、私が実際に800万を完済させた経験を踏まえて、「返済計画についてどう考えるべきか?」という内容をご紹介したいと思います。

先に完済までの期間を決める

結論から書いてしまいますが、返済計画を考える時は必ず「いつまでに必ず返す」という完済期限を先に決めてしまう事が重要です。

もし仮に、今あなたが100万円の借金を抱えているとしましょう。

毎月の手取りは18万、支出が15万(貯金を含む)だとしたら、残った3万円を返済に回す。

これが、一般的に言われる「無理のない返済計画」です。

この場合、100万円を消費者金融で借りていて利息が15%なら完済までに44回支払う必要があります。

つまり、3年と8ヶ月です。

手取りの約16%を3年と8ヶ月もの間、毎月返済に回し続けてようやく完済できる訳です。

・・・本当に可能ですか?

借金をしたばかりで額も小さい、ですとか 既にかなりの額を毎月返済できている、という方はもちろん可能でしょう。

しかし、昔の自分を含めて一定の期間借金に悩んでいる人の多くは、返済しているうちに予定が狂い、結果「返しては借りる」という状態に陥っているのではないでしょうか?

私には、書籍やブログでご立派な先生方の言う「無理のない返済計画」というのは、借金に苦しむ人達が「なぜ苦しんでいるのか?」を悲しいくらい考慮されていないと思います。

私の過去の経験則だけで言ってしまえば、長年借金に苦しんでいる人は「そもそも計画性が無く」「長期にわたる計画は守れない」人がほとんどなのではないかと思います。

それは元々の性格もありますし、借金というお金のストレスによって脳が正常な思考力・判断力を発揮できていないから という要員もあるかと思います。

しかし、理由はどうあれ現実問題として「毎月コツコツと」「時間がかかっても返す」というのは、少なくとも過去の私には到底無理な話でした。

私の場合、最終的に800万という額にまで借金が膨れ上がってしまいましたが、最初の頃は20万〜50万の間をいったり来たりしていました。ボーナスで一括返済できていたので、まだ何とかなっていたのです。

しかし100万円を超えた辺りでもはやボーナスではどうしようも無くなり、強烈に焦りを感じました。

返済計画を立て実行しようとしましたが、半年が経過した辺りで気が緩み、返済ができなくなる月が出てきてしまいました。

この計画→失敗 という経験が「やっぱり自分はダメな人間だ。自分には返済なんて出来ない」と自暴自棄になるきっかけとなり、むしろ借金を増やしてしまう結果にもなりました。

そうして借金が800万円にまで膨らんだ時は、過去の失敗を踏まえて「2年以内に必ず完済する」と先に期限を決めて返済に取り組んだのです。

いつまでも借金が完済できない大きな原因とは?

過去の自分も含めて、あなたがいつまでも借金は返済できないのは「ダラダラと返済しているから」以外にありません。

ダラダラと返済してしまうのは、「その時の状況によって払える額が変わるし払えない場合もある」 という計画を立ててしまっているからであり、それは総じて「無理のない返済計画」がそうさせてしまっている原因だと思います。

先に期限を決めてしまえば、毎月いくら払わないといけないという額がまず明確になります。そしてその期限をなるべく短く設定する事で、収入を増やす努力をしたり、支出を減らす努力をせざるを得ません。今までと同じ額では達成できないからです。

それはつまり、今までの生活を大きく変えなければ達成できないという事に変わりありません。

借金を効率よく返済するにはトヨタの期間工が一番いい、とネットでは冗談半分でよく言われますが、私はまさにその通りだと思います。

今までの慣れ親しんだ生活を全て捨て、支出を最低限にしつつ収入を確保するには良い手段だと思うからです。

もちろんこのブログで「借金のある方は期間工に行きましょう」などと言うつもりは毛頭ありませんし、私自身も期間工で借金を返済した訳ではありません。

ですが、生活を大きく変え自分を追い込む という点では自分自身ストイックに取り組んでいたと思います。

さて、「返済期限を先に決めるべき」とここまで述べてきましたが、では実際どのように期限を定めれば良いのでしょうか?

借金の額、その人の収入、性格などにより人それぞれだとは思いますが、次の項目では私の事例を紹介致します。

毎月の返済額を増やす為には「家賃の削減」が最も重要

話が少し前後しますが、借金の返済を少しでも早く終わらせようと考えた時、あなたならどこから手をつけますか?

食費の節約でしょうか?それとも副業で少しでも収入を増やそうと考えるでしょうか。

私はまず真っ先に「家賃を下げる」ことから始めました。

本格的に800万の借金返済に取り組む前、私は家賃16万円の1LDKに住んでいました。

都内という事もありそもそも家賃は高くなってしまうのですが、それでも独身の自分にとっては身分不相応な物件でした。

そこから様々な検討をし、悩み苦しみながらも家賃3.5万円のアパートに引っ越しました。

お風呂・トイレはついていましたが、以前住んでいた部屋よりも当然狭く、収納と呼べるものもほとんど無いような物件です。都内という事を考えれば格安物件ですが、家賃の安さと引き換えに目をつぶらなければいけないポイントはかなり多いものでした。

それでも、当時の自分にとって毎月の支出が12.5万円も削減できるというのはとても魅力的でした。収入が12.5万円増えるのと同じ効果があり、かつ収入を増やすよりも確実で手軽だったからです。

私の場合はやや極端な例かもしれませんが、賃貸住まいの方であれば毎月の支出で最も大きいのはやはり家賃ではないでしょうか?

であれば、その家賃を下げれるだけ下げる というのは私と同様に効果があるはずです。

ここで返済期限に話を戻します。

私のオススメは「少しでも家賃が安い物件に引っ越しをし、その家の契約期間内に完済をする」というものです。

そもそも借金の返済というのは辛いものです。それを少しでも早く終わらせようと、住み慣れた環境を変える訳ですから当然ストレスも大きくなります。

その為にも、引っ越し先の家は絶対に更新をしない。更新前に必ず完済する という目標が必要です。

私の場合は額が800万と大きかったので契約期間が2年の部屋を選びましたが、額がもっと少ない人は契約期間が1年の部屋を選ばれても良いと思います。

以上の内容をまとめるとこのようになります。

借金返済の計画はこう立てる!

■・返済計画は返済期限から考える。現在払える返済額をベースに考えない。
■・ダラダラと返済をしていても完済は難しい。
■・支出の中で最も割合の大きい家賃を見直す。可能な限り安い物件に引っ越しを行い、その物件の契約期間を返済期限と考えてみる

いかがでしたでしょうか。

いざ行動に移すとなると難しいかもしれませんが、今一度現在の状況について振り返り、失敗しない借金返済計画の作成にこのブログがお役に立てれば幸いです。